茶道裏千家の前家元として有名な千玄室(せん げんしつ)さん。
国連本部でお茶を点てたり、世界中に茶道を広めたりと、まさに「日本文化の顔」として活躍されてきました。
そんな千玄室さんですが、「一体どのくらいの年収だったんだろう？」と気になる方も多いのではないでしょうか。
茶道の家元という特別な立場なので、一般的な文化人の方とは収入の桁が違うかもしれません。
今回は、千玄室さんの推定年収や収入源、京都の自宅について、さらに茶道家元という世界の経済的な仕組みまで、分かりやすくご紹介していきます。
千玄室(せんげんしつ)のプロフィール
千玄室さん（せん げんしつ）は、1923年に京都市で生まれ、茶道裏千家の十五代家元として国内外で茶道文化の発展と平和活動に尽力しました。
太平洋戦争中は海軍少尉として出征し、特攻出撃直前に終戦を迎えた経験を持ちます。
戦後は同志社大学および米ハワイ大学で学び、1964年に十五代家元を襲名しました。
2002年に長男へ家元を譲り「玄室」を名乗ってからも、国連本部での献茶や各国での平和祈念活動を続け、文化勲章をはじめ数々の栄誉を受けました。
2025年8月14日に102歳で逝去しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 千玄室（せん げんしつ）※十五代宗室 |
| 生年月日 | 1923年4月19日 |
| 出身地 | 京都府京都市 |
| 家系 | 茶道裏千家十五代家元 |
| 学歴 | 同志社大学卒業、米ハワイ大学留学 |
| 軍歴 | 太平洋戦争 海軍少尉 特攻訓練経験あり |
| 襲名 | 1964年 十五代宗室（裏千家家元）襲名 |
| 引退 | 2002年 在世継承で長男へ家元を譲る |
| 受章歴 | 文化勲章、勲二等旭日重光章、紫綬褒章、藍綬褒章など |
| 没年月日 | 2025年8月14日（享年102歳） |
千玄室(せんげんしつ)の年収は数億円？
千玄室さんの正確な年収は公表されていませんが、茶道裏千家の前家元としての地位、講演・執筆活動、そして文化事業の規模から推測すると、現役時代は年間数億円に達していた可能性が高いと考えられます。
これは、一般的な文化人や作家と比べても高水準で、茶道の家元という特別な立場が大きく影響していました。
千玄室(せんげんしつ)の収入源は主に3つ！
千玄室さんの収入源は主に3つです。
- 茶道裏千家の家元としての収入
- 講演・執筆活動
- 資産運用・文化事業からの収益
千玄室(せんげんしつ)の収入源①：茶道裏千家の家元としての収入
茶道の家元には、全国・海外の弟子や教室から集まる会費、免状発行料、指導料などの収入があります。
裏千家は世界最大規模の茶道流派で、国内外に数十万人規模の門弟を抱えていました。
そのため、家元の収入は文化人としては破格です。
千玄室(せんげんしつ)の収入源②：講演・執筆活動
千玄室さんは平和や茶道文化をテーマに国内外で多数の講演を行い、書籍も出版しました。
これらの講演料・印税収入も安定的にありました。
千玄室(せんげんしつ)の収入源③：資産運用・文化事業からの収益
海外に113カ所の拠点を持つなど、国際的な文化事業を展開。
その過程で寄付金や文化支援金を受け取ることもあり、これが活動資金や生活費を支えたとみられます。
収入といえども、すべてお給料のように私的に使えるわけではなく、裏千家の活動を支えるための経費や事業費も含まれています。
千玄室(せんげんしつ)の自宅はどこ？【京都の格式ある邸宅】
千玄室さんは京都府京都市上京区の「今日庵（こんにちあん）」という屋敷で暮らしていました。
茶室や庭園を備えた格式高い建物で、国内外の賓客を迎える場としても使われてきました。
過去には特別公開されたこともあり、その際には茶道ファンや観光客が多く訪れました。
屋敷そのものが文化財的価値を持ち、不動産価値も非常に高いと考えられます。
