日テレ系ドラマ『放送局占拠』が放送開始早々、SNSで注目を集めているのが、不可解なワード「こっくりさん」。
第2話で福江の口から出たその言葉は、過去の“ある事件”と関係しているようです。
一見ホラー的な演出にも見える“こっくりさん”は、いったい何を象徴しているのか?
今回はこの謎を徹底深掘りし、仮面集団“妖(あやかし)”との関連、そしてドラマの本質に迫るヒントを考察していきます。
【放送局占拠】こっくりさんの正体は?

第2話で最も話題を集めたセリフは、福江のこの一言です。
「あの子が……コックリさんに殺されたのは……俺のせいなんです!」
このセリフからわかることをまとめてみます。
- 「こっくりさん」が人の死に関係している
- 福江にとっては“トラウマ”となるような存在
- “あの子”という存在と“こっくりさん”のつながりが暗示されている
福江の「こっくりさんに殺された」の意味
キーワード | 意味・可能性 |
---|---|
「あの子」 | かつて死亡した人物?被害者? |
「コックリさんに殺された」 | 超常現象 or 比喩的な表現? |
「俺のせい」 | 加害者のような罪悪感がある |
つまり、“こっくりさん”はただの遊びや演出ではなく、実際に過去の事件と関わりのある存在である可能性が高まります。
【放送局占拠】こっくりさん=霊的存在という説を考察

「こっくりさん」とは、1970年代後半から1980年代にかけて、子供たちの間で大流行した日本の伝統的な遊びです。
日本の民間占いの一種で、机の上に置いた10円玉に複数人が指を添え、「こっくりさん、こっくりさん、おいでください」と呼びかけると、10円玉が動き、質問に答えてくれると言われています。
「放送局占拠」における“こっくりさん”の象徴的意味を考察してみます。
- 過去の死者の声を伝える存在
- 心の奥に隠していた罪や秘密が、目に見える形になったもの
- 悪いことをした人に仕返しをする存在
このことから、“こっくりさん”は「心の闇」や「記憶のトラウマ」が具現化された存在であり、
または死者の無念を伝え、“復讐(仕返し)をしに来た”のような立場のものと考えられます。
【放送局占拠】こっくりさんと妖の関係と目的は?

妖が「こっくりさん」を使って伝えたい目的を考えてみました。
- 過去に死んだ子どもの“思い”を伝えるため
- 人の心にある“罪の意識”を呼び起こすため
- 報道の裏側にある“隠された真実”を明かすため
過去に死んだ子どもの“思い”を伝えるため
福江のセリフに出てきた「あの子」は、こっくりさんによって死んだとされています。
こっくりさんがその子どもの“思い”や“無念”を伝えるために現れている可能性があります。
そのため、「あの子」の親など、こっくりさんによって亡くなった子どもと関係のある人物が妖となり、
こっくりさんという遊びを通じて心理的に働きかけているとも考えられます。
→ 目的:過去に起きた死の真相を暴くこと
人の心にある“罪の意識”を呼び起こすため
こっくりさんは、福江にとっては「罪の記憶」そのもののような存在。
自分が関わった出来事を忘れさせず、責め続ける役割をしているように見えます。
一方、人質となっている三河龍太郎はその罪をすべて福江になすりつけ、
都知事選に立候補しているのかもしれません。
そのため、三河龍太郎へ罪の意識を植え付けるための存在としている可能性があります。
→ 目的:悪事や過去の過ちを本人に向き合わせること
報道の裏側にある“隠された真実”を明かすため
今作のテーマは「報道の闇」や「真実を隠すメディアの姿」。
こっくりさんは、テレビ局という場所で過去に“隠された事実”を明かそうとしているのかもしれません。
→ 目的:メディアが隠してきた過去の事件を暴くこと
今後の展開と“こっくりさん”の役割予想
第2話で「こっくりさん」という言葉が登場して以来、視聴者の間では「この存在が何を伝えようとしているのか?」という考察が急増しています。
とくに舞台が“テレビ局”であることから、“放送局の闇”というテーマと深く結びついていると考えられます。
こっくりさんが引き出そうとしている“闇”とは、どういったものか考えてみます。
闇の種類 | 内容 | こっくりさんとの関係 |
---|---|---|
過去の事件の隠ぺい | 局内で起きたいじめ・事故・死など | 被害者の“思い”を代弁する存在 |
報道の操作 | 都合の悪い情報を流さない | 嘘の放送を暴く存在 |
責任の放棄 | 加害者や関係者がのうのうと仕事を続けている | 罪を暴き、償わせるために登場 |
番組制作における「事件の隠ぺい」
テレビ局内で過去に起きた「事件」(たとえばいじめや自殺など)が、公にされずに隠された可能性があります。
一部の有力者の私利私欲により、意図的に隠蔽された事件を公にし、被害者の思いを代弁する目的があるかもしれません。
→ 放送局が“自分たちの都合で”真実を隠していた可能性
報道による「印象操作」や「情報の選別」
報道番組は本来“真実を伝える”役割がありますが、裏では“都合の悪いこと”は流さず、“作られた真実”ばかりを流すこともある。
こっくりさんは、そうした「偽りの正義」や「報道の嘘」を暴く存在とも考えられます。
→ 表では清く見える報道の裏に、誰にも知られたくない“嘘”があった
責任の放棄
こっくりさんが現れたのは偶然ではなく、「事件をなかったことにした誰か」に復讐・警告しに来たのかもしれません。
こっくりさんの登場は、事件をなかったことにした誰かへ「その責任をとらせる」ためのものです。
→ 真実を消した“当事者”たちが今も放送の中にいる
まとめ
現時点での考察から、“こっくりさん”は以下のような象徴的存在であると考えられます。
「過去の事件・死者の無念を象徴する霊的存在」「人々の罪や後悔を浮き彫りにする装置」「悪いことをした人に仕返しをする存在」
今後もこっくりさんがどのように物語とリンクしていくか気になりますね。
次回の放送も楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。