大手スポーツイベントのスポンサー契約不履行で注目を浴びている“ヤスダグループ”(株式会社ヤスダグループ)。
公式サイトによれば、同社は「スポーツ × 芸術で人間の未来を変える産業の創出」をビジョンに、スポーツ産業をデザインする企業と位置付けられています。
しかし、つい先日、FCバルセロナの来日チャリティーマッチ(ヴィッセル神戸 vs バルセロナ、7月27日)が3日前に突如中止となり、「主催者による重大な契約違反」が理由に挙げられました。
この試合の主催者となっていた“ヤスダグループ”の実態や、試合中止に対するコメントについてまとめてみました。
【何の会社?】ヤスダグループが怪しい?

ヤスダグループは何の会社?
ヤスダグループについてまとめてみます。
項目 | 内容 |
---|---|
社名 | 株式会社ヤスダグループ |
所在地 | 〒106-0032 東京都港区六本木7-21-24-405 |
設立日 | 2023年10月1日 |
資本金 | 1,000万円 |
代表者 | 代表取締役CEO:安田 慶祐 |
役員 | 取締役 常務執行役員:谷川 烈 |
取引銀行 | 三井住友銀行 |
主な事業内容 | スポーツイベント・大会の企画運営スポーツ×芸術の産業創出 |
最近の話題 | FCバルセロナ来日チャリティーマッチで契約不履行疑惑(2025年7月) |
公式サイト | https://yasuda-group.jp |
ヤスダグループが怪しい?
ヤスダグループは2023年設立の比較的新しい企業でありながら、世界的サッカークラブであるFCバルセロナの日本チャリティーマッチでメインスポンサーを務めるなど、大規模なビジネスを展開していました。
しかしながら、実態に見合わない事業規模や、登記情報との不一致が指摘され、「怪しいのでは?」という声が上がるようになっています。
ヤスダグループが怪しいと言われている理由をまとめてみました!
原因 | 具体的な懸念点 |
---|---|
登記情報と公表内容の差異 | 資本金が公式では1,000万円だが、登記簿では10万円。これは信用に関わる。 |
FCバルセロナとの契約不履行 | 世界的クラブとの大規模案件で支払い不履行。資金力の疑念。 |
情報の開示不足 | 公式サイト以外の情報が少なく、メディア露出や報道も不透明。 |
ブランディングと実態の乖離 | 理念やビジョンは立派だが、実績の裏付けが乏しい。 |
① 資本金の“二重表記”問題(公式サイト vs 登記簿)
- ヤスダグループの公式サイトでは、資本金が「1,000万円」と明記。
- しかし、登記簿謄本(法人登記情報)では「10万円」と記載されている」とSNSや一部メディアが報道。
怪しいポイント
- 通常、登記簿に記載された資本金が「正式な数字」と見なされます。
- 仮に1,000万円をアピールしていた場合、それが未払い資本(払込前資本)や誤表記であれば、虚偽表示の疑いが生じます。
- 資本金10万円というのは、法人設立の最低ライン。この規模でFCバルセロナのような超大型イベントを主催できるのか?という疑問が当然浮上します。
② FCバルセロナ試合中止による「契約不履行」報道
2025年7月27日に予定されていた「ヴィッセル神戸 vs FCバルセロナ」のチャリティーマッチが突如中止。
バルセロナは「主催側(ヤスダグループ)による契約違反・支払い不履行」を理由に挙げました。
同イベントは、ヤスダグループがメインスポンサーとして公式に関与していたとされています。
怪しいポイント
- 契約金未払い、運営資金の不足などが疑われており、事業実行能力への不信感が高まっています。
- 韓国側の共催者D-DRIVE社は「虚偽資料・音声証拠がある」とまで主張。
- 本当に支払能力や法人信用があったのか、疑問の声が噴出。
③ 公式情報が少なく、企業実態が見えづらい
非上場企業であるため、財務情報やIR資料などは非公開。
スタッフ・役員情報も最小限で、取引先や事業実績が不透明。
公式サイト上でも実績・メディア出演等が少なく、実体の裏付けが弱い。
怪しいポイント
- 設立から1年未満の企業にしては「大きすぎるプロジェクト」に関わっている印象。
- 資本力・人員体制などに見合わない規模の仕事が多く、“ハリボテ感”があるとの声も。
④ 急成長企業を装う「演出」が過剰?
公式サイトでは「スポーツ×芸術で新たな産業を創出」などのビジョンを打ち出し、革新的な印象を演出。
しかし、その中身や成果が明確に示されていないため、「ブランディング先行で中身が追いついていない」と言われがち。
怪しいポイント
- 実体の伴わないブランディングは、過去にも複数の詐欺的企業で見られた特徴。
- 実績より“魅せ方”を優先しているように見えることで、不信感を呼びやすい。
【何の会社?】ヤスダグループの試合中止に対するコメントは?
他の報道では「問い合わせ中」「調査している段階」とされていますが、明確に説明責任を果たしているとは言い難い状況です。
まとめ
大手スポーツイベントのスポンサー契約不履行で注目を浴びている“ヤスダグループ”(株式会社ヤスダグループ)の実態や、試合中止に対するコメントについてまとめてみました。
2023年設立と比較的新しい会社でありながら、大手スポーツ団体と契約を結んでいたり、輝かしい実績を持つ一方
実態がつかめず、怪しいと言われているようです。
また、今回の試合中止に対するコメントは発表されておらず、ファンの不満を集めてしまっている状態です。
楽しみにしていたファンのためにもしっかりとした説明が欲しいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。